Interview
視野が広がる。自分も広がる。
“クルマづくり”と“設備づくり”
両方を経験して得た気づき!
設計チーム
P事業部 D/FGr
2019年 新卒入社/5年目
2024年12月取材時点
大手自動車メーカーと仕事ができる会社
小さいころから、工作等のモノづくりが好きでした。自分の手を動かしてモノをつくったり、「どうやったらうまくいくんだろう?」と考えたりするのが楽しくて。だからといって、「絶対にモノづくりを仕事にしたい」と強く意識していたわけじゃないんですけど、やっぱり根っこの部分では、そういう仕事に惹かれていたんだと思います。 就職活動中は、はっきりとした夢があったわけではありません。ただ一つ思っていたのは【長く安定して続く業界に入りたい】ということでした。もともと自分が豊田市という“クルマの町”出身だったこともあり、自動車業界は身近でしたし、日本が世界をリードしている業界なので、【これからも必要とされる仕事があるだろうな】と思い、自然と自動車関連の製造業を見ていました。 TAKATSU のことを知ったのは、大学の学内説明会がきっかけです。それまで正直、「金型メーカー」なんて聞いたこともありませんでした。でも話を聞いて、「クルマの部品を作るための“型”を作る仕事もあるんだ」と視野が広がりました。最終的に複数社から内定をいただいたのですが、【大手完成車メーカーと直接取引している】という安定した立場に惹かれ、TAKATSU へ入社を決めました。
“クルマづくり”と“設備づくり”
入社してから1年ほど経ったタイミングで、「完成車メーカー(トヨタ自動車さんなど、クルマを組立てて出荷する会社)へ出向してみないか」という話をいただきました。正直最初は「自分で大丈夫かな…」と不安もありました。というのも、当時はクルマの知識がほとんどなくて、車種名もほとんど知らないくらいでした。でも、だからこそ「そこで学べることがきっとあるんだろうな」と思い、チャレンジしてみることにしました。 完成車メーカーで仕事をしていると、クルマの構造やそれぞれの部品の役割、形状の意味などを深く理解することができ、仕事がより面白く感じられました。 また、【“クルマづくり”の考え方と“そのための設備(金型や機械)づくり”の考え方は違う】と気づけたことも、大きな学びの一つです。例えばクルマづくりは「クルマの安全性や見た目」を重視しますが、設備づくりは「効率よくクルマが作れるかどうか」を重視します。なので、お互いの考えがうまく伝わっていないと「こんなクルマじゃ市場に出せない」とか「こんな形の部品じゃ機械でうまく作れない」といった行き違いが起きて、何度もやり直しになってしまうんです。
スムーズなモノづくりのために
これまで、出向先でのクルマづくりの業務とTAKATSU での設備づくりの業務、その両方を経験してきました。その中で、うまく考えが伝わっていないせいでやり直しが発生したり、時間がかかったりする場面を何度も見てきて、「もっとしっかり意思疎通ができたら、スムーズなモノづくりができるのに…」と思うようになりました。 今は【両方の現場を知っている自分だからこそできることがある】と感じています。たとえば、クルマづくりの「こういう理由でこの部品はこの形状でないといけない」とか、設備づくりの「この機械ではここの形状が難しい」といった【双方の“言い分”をうまくつなぐ通訳みたいな役割】ができれば、ムダな行き違いも減らせると思っています。 また、年々改善されてはいますが、TAKATSUは会社規模が小さい分、出向先で見てきた完成車メーカーに比べ、仕事の進め方やルールが人によって違うところがまだあります。そこを整えて、進め方やルールを確認する手間を減らすことで、【本当に考えるべき大事なことに集中できるようにしたい】とも思っています。 これからは、ただ設計をするだけでなく、「どうしたらモノづくり全体がスムーズに回るか?」を考えながら仕事をしていきたいです。目に見えるモノだけでなく、見えない部分の改善にも取り組んでいきたいですね。